山陽西二見駅から徒歩5分の歯医者、河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
先日勉強会で発表しました。
内容は、症例発表で咬合崩壊している患者さんを義歯で回復した症例です。
この勉強会は、発表者だけでなく座長もいる立派な発表で、発表担当も私だけだったので、発表時間も質疑応答も十分な時間がありました。ここで発表するのも初めてだったので、しっかり練り込んでスライドを準備してきました。
質疑応答で盛り上がり、結局2時間以上の長丁場になりました。
咬合再構成
咬合再構成(フルマウスリコンストラクション)とは、上下すべての歯を直し、被せ物や入れ歯で歯を再構成し新しい噛み合わせができるようにする治療を言います。
歯科医師が噛み合わせを作るので、自由度が高く、患者さんにあった噛み合わせを再構成するのに、知識、経験、技術を総動員させないといけない、非常に難しい治療です。
とにかく診査診断が大事になります。咬合再構成が必要な患者さんは歯が少なくなっているケースがほとんどです。
元々はどのような歯があったのか、何が原因で歯を失ったのか、を顔貌や顎の形などから予想します。そこからどのような噛み合わせが理想なのか、を推測していきます。
教科書的な綺麗な噛み合わせと、患者さんにとっての理想的な噛み合わせが一致しない場合も多く、とても頭を使います。
症例によっても難易度が全く違うので、私の場合、本当に難しい症例は高名な先生や高次医療期間に紹介することもあります。
今回発表した勉強会は咬合再構成の症例を発表する場合が多く、私も数少ない症例から1つ選び発表しました。
ちなみにこの患者さんの治療には、仮歯、仮義歯での評価を含めると1年半かかりました。
勉強会では本当にたくさんの意見が出てディスカッションで盛り上がり、勉強になりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
3月24(金)、25(土)、26(日)は内覧会です。ぜひお越しいただき、当院特徴を見ていただきたいです。