河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
私は歯科医師免許に加え保育士免許も所持しているのですが、保育士になった経緯についてお話ししたいと思います。
小児歯科と一般歯科の違い
お子様の治療と大人の治療は別物です。
もちろん、永久歯と乳歯の違いや、成長発育することなどの違いがあります。その辺りは理論と技術を学ぶことで対応できます。
もう一つ大きな違いは、治療に対する協力度です。成人でも歯科治療に対してストレスを感じる方はいます。まして、お子さんにとって歯科治療は未知で不安なものでしかありません。
そのため、治療に協力的でないお子さんに出会うことがあり、多くの若手歯科医師は、一度は悩みます。
小児歯科の苦手意識がなくなったきっかけ
私も悩んだことがありました。ありがたいことに小児歯科を得意とする先輩がいたので相談しました。そこで薦められた本が「子どもを泣かせない17のワザ」でした。
この本はお子さんに恐怖を与えないテクニックがまとめられています。非常にいい本なので、歯科医師、歯科衛生士さん、歯科助手さんにはぜひ読んでいただきたいですね。ほとんどのケースは本に書いてる通りにするとうまくいく。
私はこの本一冊だけで小児歯科が得意になりました。
この本はテクニックだけでなく、なぜお子さんは泣くのか、何に恐怖を感じるのかについても書かれています。お子さんの心理についても言及されているのですね。
次に勉強したこと
ただごく稀ですが、本に書いている通りにしても、泣いてしまう子に出会うことがあります。やはりそれぞれ個性があり、すべて同じでは通用しないのですね。
そこで次に子供の心理学についての本を買いに行きました。お子さんの心理について深く理解して対応しようとしました。一番簡単そうな本を買って、読み始めたのですが、専門用語ばかりで難しい。すぐに挫折しました…。
その時にたまたま手に取った本に、保育士国家試験の「保育の心理学」について書かれたものがありました。
その時は「保育士さんも心理学、学ぶんやぁ」くらいで流していました。
長くなったので、今日はここまでにしておきます。
次回は保育士になった理由②について投稿します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。