河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
前回の投稿と重複する部分もありますが、マウスウォッシュの選択基準についてお話しします。
結論。どの製品も利点があり、使い分けるべき。ただ第一選択はリステリンになろうかと思います。
洗口剤の種類
まず大前提として、洗口剤は虫歯予防用と歯周病予防用があります。今回は歯周病予防用のマウスウォッシュについてお話します。
①コンクールF
②リステリン
③ガム
代表的な3つについて比較します。
コンクールF
有効成分であるクロルへキシジンは世界的に一番よく使われていて、効果も確立しています。ただ、アレルギーの報告もあり、日本で販売できるものは非常に低濃度になっています。この濃度での効果については研究が少ないため、比較が困難です。
歯肉の炎症、プラーク付着予防
リステリン>ガム
味
好みによるが、個人的に
コンクールF>ガム>リステリン
の順に受け入れやすい味。
歯の着色
成分と濃度を考慮すると、おそらく
リステリン>コンクールF>ガム
の順に着色しにくい。
結論
自分で試してみて、毎日使える味のものを選ぶといいです。
ただ、効能的にリステリンが第一選択と考えられます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
John C.Gunsolley.Cliniical efficacy of antimicrobal mouthrinses ournal of dentistry 38, S1 (2010)
Gunsolley JC. A meta-analysis of six-month studies of antiplaque and antigingivitis agents. Journal of the American Dental Association 2006;137(12):1649−57.
Haps S, Slot DE, Berchier CE, van der Weijden GA. The effect of cetylpyridinium chloride-containing mouth rinses as adjuncts to toothbrushing on plaque and parameters of gingival inflammation: a systematic review. Int J Dent Hyg 2008;6(4):290–303.
Stoeken JE, Paraskevas S, van der Weijden GA. The long-term effect of a mouthrinse containing essential oils on dental plaque and gingivitis: a systematic review. Journal of Periodontology 2007;78(7):1218−28.