河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
毎日投稿していますが、とうとうネタ切れです。そこで新たな試みとして、歯科治療の内容について、複数回に分けて紹介したいと思います。
シリーズ小児歯科と題して、まずは泣いてしまうお子様に対するアプローチについてお話したいと思います。
私の場合は、ほぼ基礎的で簡単なテクニックしか使いません。種類は以下の5つだけですが、小学校低学年くらいまでは必ずといっていいほど使っています。
・tell show do 法
・カウント法
・モデリング法
・knee to knee 法
・褒める(さすがー、ご褒美、イエスセット)
行動変容療法
歯科治療が怖くて泣いてしまうお子さんに対しては使うテクニックは行動変容療法と呼ばれます。
行動変容とは言葉の表すとおり、人の行動が変わることを指します。 行動変容は少しずつ段階を経ていくことが一般的で、歯科においても焦らないことが重要です。
ちなみに学習になるので、発達レベルがある一定まで達していないと効果はありません。4歳くらいが目安とされています。
Tell Show Do法
行動変容療法の基礎の基礎です。
これから行うことを言って説明し(Tell),実際に使う器具を見せ(Show),説明したことを行う (Do)方法。
とにかく恐怖の原因は、「何をされるかがわからない」ことです。しっかり説明して理解してもらうと、それだけで恐怖が小さくなり、協力的になってくれます。
例えば歯磨きをするであれば、
①これから歯ブラシで歯を磨くことを説明して
②歯ブラシで術者の指をゴシゴシして見せて
③お子さんの指、頬っぺた、口腔内の順でゴシゴシする
という流れです。
あまり書きすぎるとネタ切れになってしまうので、今日はここまでです。次回以降は、順次・カウント法・モデリング法・knee to knee 法・褒める(さすがー、ご褒美、イエスセット)を解説していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。