河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
私は歯科医師免許に加え保育士免許も所持しているのですが、前回に引き続いて、保育士になった経緯についてお話ししたいと思います。
技工士免許を取得して
歯医者になると、日々勉強しないといけないことが多く、他の勉強をしていると子供の心理学のことは忘れていました。(心理学の本は今だに読み終わっていません)
その後、訳あって歯科技工士の免許を取りました。
技工士の国家試験対策として、通勤時間はずっと過去問を解いていました。
いざ技工士国家試験が終わって、合格した後、電車の中での時間の使い方がわからなくなりました。
「時間がもったいないなぁ」、と。
そこで、次は何の国家資格を取るか考えていると、保育の心理学の本のことを思い出したのですね。
また、先輩歯科医師で保育士資格を持っている先生もいました。アドバイスを求めることもできるので、ラッキーだなと思い、保育士の国家試験を受けることに決めました。
保育士国家試験は難関
保育士になるには、大きく分けて2つのルートがあります。
一つは、保育士の専門学校を卒業すること。この場合は学校内の試験をパスして卒業できれば、同時に保育士資格を申請することができます。
もう一つは、国家試験を合格することです。国家試験の受験資格の条件は短大または大学の卒業なので、歯科大学を出ていれば受験資格があります。
ただ、保育士の国家試験は人気なので、非常に合格率が低いです。2020年の合格率は約24%で、4人に1人しか受からない試験です。
また、筆記試験は範囲が広く保育の原理から、法律、栄養学まで幅広い知識が問われます。
難関であるがゆえのメリット
範囲は広いですが、それだけ幅広い知識を得られる機会でもありました。心理学だけでなく、成長発育、栄養学、実技まで勉強できました。
保育士国家試験の問題は、当然ながら、日本の保育の第一人者が作成しています。うまくできているものですね。試験対策をすると一通り座学は学べてしまいます。
また、保育士は人気資格なので参考書もたくさん販売されています。洗練された内容の本ばかりで、効率よく勉強できました。
技工士国家試験と比べたら、苦労はしましたが、なんとか合格することができました。
長くなったので、今日はここまでにしておきます。
次回は保育士国家試験の内容と勉強方法について投稿します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。