山陽西二見駅から徒歩5分の河田大人こども歯科クリニック、院長の河田です。
今日はシリーズ小児歯科⑥と題して、泣いてしまうお子さんのアプローチ
についてお話したいと思います。
・tell show do 法
・カウント法
・モデリング法
・knee to knee 法
・褒める(さすがー、ご褒美、イエスセット)
今回はテクニック6つ目、褒めるの中の”ご褒美”について解説します。
ご褒美
「ご褒美」はとても使い勝手のいいキーワードです。
お子さん自身が、歯医者に来てよかったことを理解できると、今後の治療につながります。
そこでよく使うキーワードが「ご褒美」です。
例えば、
「今日は、すごい上手やったから、ご褒美で歯を強くするクリーム塗ってあげるわ」
と言ってフッ素を塗布します。
虫歯治療であれば、
「すごい上手やったから、虫さん退治できた。ご褒美でカッコいい歯作るで。特別やで」
と言って、充填します。
治療の最後に、ご褒美と称して何かすると、「次回もご褒美もらうために頑張ろう」と思ってくれます。
大袈裟に褒める
治療終了後、大袈裟に褒めることも効果的です。
よく使う方法は、
「すごい上手やったから、治療したところ後でお母さんに見せてみよう。褒めてもらえるで。」
と言って、お母さんに大袈裟に褒めてもらいます。
成功体験を繰り返しにより、お子さんが積極的に治療に挑んでくれるようになります。
ちなみに、治療ができなかった場合でも、何か一つ成功体験を持って帰ってもらうことが重要です。
虫歯治療ができなかったとしても、最後に歯ブラシだけする。フッ素塗布だけする。
そして、それができたことを褒めて、次も来てもらう。その繰り返しで、少しずつステップアップできます。
次回は、褒める(イエスセット)について解説します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。